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クリーンルーム業務のデメリット

クリーンルーム作業の大変なところ

クリーンルーム内での作業は、通常の環境での仕事とは違う面がたくさんあります。
全体的に言える点は、規則が厳しいところでしょう。
外部から汚染物質を持ち込まないために、入室前にたくさんの準備をしなければなりません。
髪の毛をまとめることや手袋をすること、携行品を置いていくこと、靴を専用のものにすることなどから始まり、エアーシャワーを通って入るなどの手順を踏む必要があります。

こうした準備が面倒で、最初のうちは手順やルールを覚えるのに苦労するかもしれません。
また、専用のクリーンスーツを着用するのも人によっては大変でしょう。
着替えが面倒ということもありますが、動きにくいと感じる人もいますし、汚れたら交換しなければいけないといった規則もあります。

クリーンルームで行われる作業そのものが大変と思うこともあるでしょう。
人員配置の関係から、決められた時間までに決められた工程をすべて完了することが求められます。
仕事に慣れるまできついこともあるでしょうし、ノルマを終えるまでは残業となることも珍しくありません。

そして、こうした工場作業はほとんどの工程で単純作業の繰り返しです。
飽きてしまいますし、同じ動きしかしないので体が痛くなることもあります。
また、チームでの流れ作業をする関係で、一人が抜けると流れがストップしてしまうためトイレに行きづらいという事情もあります。

クリーンルームに向いてない人とは?

クリーンルームの作業が向いていない人としては、単調な作業を黙々とするのが耐えられないという人が挙げられます。
集中力が持たないとか、しばらくすると仕事が嫌になってしまうようだとクリーンルーム作業は続けられません。
また、ルールに縛られるのが面倒であるとか、細かな手順を踏んで行くのが疲れるという人も向いていません。
毎回決まった手順を踏んで行かないと、そもそもクリーンルームの中にすら入れませんので、仕事をしていくのは難しいです。

他にも、体を動かして体力を使う仕事がしたいと感じているのであれば、クリーンルーム作業は向いていません。
もちろん作業自体は体を動かすのですが、手元だけを動かすことがほとんどで、しかも小さな動きをひたすら繰り返すだけです。
そのため同じ姿勢をしていると腰が痛くなるとか、足がむくんできついという人は厳しい作業条件となります。

メリット・デメリットを比較して仕事を選ぼう

クリーンルーム業務は大量に募集がかかることもありますし、未経験でも採用されやすいなどのメリットがあります。
また、工場によっては高い時給がもらえるものです。
こうしたメリットもありますので、上記のようなデメリットと比較して、自分に合った仕事なのかを考えて決めましょう。