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クリーンルーム用 天然ゴム手袋

天然ゴム手袋の特徴

工場や検査施設などの商業・工業施設において、ゴム手袋を使うことが少なくありません。
ゴム手袋の材質にはいろいろなものがあり、それぞれ特徴が異なります。
その中でも天然ゴム手袋は、ソフトな手触りが魅力でフィット感が良く、素手の感覚で使えるという特徴を持つゴム手袋の素材です。
工場や商業施設で使われることも多いのですが、一般家庭でも調理をする時に使われることが多いという点もこのゴム手袋素材の特徴の一つです。

天然ゴム手袋は、低温の環境においても硬くなりにくいという性質があります。
そのため、冷蔵や冷凍の食品を取り扱う作業を行う際に適しています。
また、耐引き裂き性に優れていて、鋭利なもので手袋が破れるリスクがある作業現場などでも使い勝手が良い素材です。

天然ゴム手袋は焼却する際、ダイオキシンを発生させないという特徴があります。
ダイオキシンは人体にも有害な物質です。
他の素材のゴム手袋と比較すると、天然ゴム手袋は環境に優しいエコな手袋と言えるでしょう。

ただし、天然ゴム手袋にはいくつかのデメリットがあります。
まず、耐油性や耐薬品性に乏しいという点です。
一般家庭で取り扱う油や薬品ぐらいなら、問題はないでしょう。

しかし、産業施設においては取り扱う薬品は多種多様です。
油や薬品の種類によっては、溶けてしまうリスクがあるため、注意しましょう。

また、天然ゴム手袋は経年劣化しやすいため一つの手袋を長く使うことはできません。
使用の際には強いゴムのニオイがする点も特徴的で、人によっては気分が悪くなってしまうことがあるかもしれません。

天然ゴムに対するアレルギーも心配です。
ラテックスアレルギーのような天然ゴム系のアレルギーを持っている人だと、ゴムタンパク質が原因のアレルギー症状が起こるリスクがあります。
注意したほうが良いでしょう。

天然ゴム手袋の用途は?

天然ゴム手袋の素材となる天然ゴムは、手袋以外にも様々な産業に使われています。
自動車やバイクのタイやに使われることが多い素材ですが、その他にもベルトやホース、靴底、マットレスなどにも使われています。
そんな中、近年では天然ゴム手袋のニーズが高まっている点が注目されています。

天然ゴム手袋の場合、ラテックスグレードの天然ゴムが使われることが多く、日本国内だけではなく世界各国で需要が増えています。
飲食業界や医療業界からのニーズが特に高い他、一般家庭での需要も多くなっています。

この天然ゴム手袋は、グリップ性やフィット感が高く素手の感覚で使用できます。
そのため、食品の取り扱いや加工、食器の洗浄などに多く使われています。

また、ホコリや静電気、手の油がついてはいけない精密機器や医薬品の取り扱い現場においても活躍してくれます。
素手で作業するよりも衛生的ですし、手や製品を汚れから守るという点において天然ゴム手袋は幅広い分野や業界で活躍するゴム手袋です。