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クリーンルーム用クッション

クリーンルーム用クッションにはどんな特徴がある?

一般的に販売されているクッションには、エアーキャップやスポンジなどの緩衝材が使われています。
これらは製造過程において発泡剤やプチプチ粒などを使いますが、空気を汚染するリスクが高いためクリーンルーム内での使用には適していません。

しかしクリーンルーム用クッションは、こうした発泡剤を製造過程で一切使用していないという特徴があります。
発泡剤が原因による発塵やパーティクル汚染を予防できるだけでなく、帯電防止機能も持っています。
帯電防止品の中には、ピンクやブルーに着色されている界面活性剤タイプがよく知られていますが、これらは経年劣化によって静電作用が少しずつ低下してしまいます。
しかしクリーンルーム用クッションは、半永久的に静電効果が持続するという点が大きな特徴です。

クリーンルーム用クッションは表面の抵抗値もハイスペックで、導電性能に関しても高いという特徴があります。
また、化学発泡剤を使わずに低VOCを使っているという特徴もあります。
発砲PEフォームにありがちなニオイもなく、フォギングや金属腐食が起こりにくいという点も大きな特徴です。

クリーンルーム用クッションの用途

クリーンルーム用クッションは、クリーンルーム内で使用するクッションとして使うことができます。
ウエハーやガラス基板のクッション材や保護剤として使っても良いですし、緩衝材として使っても優秀です。

クリーンルーム用クッションに使われている素材は、独立気泡のスポンジフォームが使われています。
そのため、高い清浄性に加えて高い保温性もあり、発塵しないクリーンな保温断熱材としても使われています。
しっかりと静電気対策が施されているため、精密機器や電子部品の箱の下に敷いてクッション材として使うケースもあります。

クリーンルーム用クッションの必要性

クリーンルーム用クッションは、クリーンルーム内で緩衝材やクッションが必要な際には必要不可欠なアイテムです。
一般のクッションでは静電気のリスクや発塵のリスクが高く、クリーンルーム内の作業には適していません。
それに、こうしたリスク要因によって製品の不良化の原因となってしまうことも懸念されます。
そうしたリスクを最低限に抑えて作業の効率化や迅速化、生産性を高めるなら、クリーンルーム用のスペックを持つクッションを使うことがマストです。

クリーンルーム用クッションは、一般のクッション材と比較すると、VOCやFOGなどのガス発生率を低く抑えることができます。
そのため、クリーンルーム内の空気汚染を引き起こすことがなく高い清浄性と安全性を確保できるという魅力があります。
その点においても、クリーンルーム内でクッションを使う際にはクリーンルーム用クッションを選ぶことが必要です。