送気調節係員

送気調整係員資格

クリーンルーム関係の資格として最後に紹介するのは、送気調整係員資格です。
この資格は高圧業務特別教育を受けて修了した人が取得することができる資格となります。
資格の認定を行っているのは厚生労働省で、労働安全衛生法に基づいてる資格であるところまでは特殊化学設備作業者・特定化学物質作業主任者と同様です。

この資格では、作業室、あるいは潜水作業員に対する送気を行うためのバルブとコックを操作するための資格となります。
作業室も潜水作業員も、送気が正しく行われなければ命に関わる可能性もあるためこのような資格が設置されています。
こちらも講習によって取得することができる資格で、取得条件が満十八歳以上であることは特殊化学設備作業者と同様です。

こちらの資格は「作業室」に対する送気を行う場合と、「潜水作業員」に対する送気を行う場合でそれぞれ別の講習が用意されています。
それぞれ11時間以上の講習を受けることによって資格の取得が可能となります。

講習の内容

それでは、それぞれの分野における講習の内容について紹介します。
まず作業室分野の場合、4つの学科講習と1つの実技講習が行われます。

学科講習の一つ目は「圧気工法の知識に関すること」です。
圧気工法というのはトンネルの掘削や建造物の基礎作成のように、酸欠状況下になりやすい環境で行う施工のことを指しています。
こういった場所では送気による酸素の確保が欠かせない上に、汚れた空気を排出する必要もあります。

次に「送気及び排気に関すること」です。
作業室に対して綺麗な空気を送り込み、汚れた空気を排出するための仕組みについて学ぶことになります。
クリーンルームの設置において特に関係が強い分野です。

3つ目は「高気圧障害の知識に関すること」です。
過剰に送気を行いすぎると気圧が上がってしまい、高気圧障害が発生してしまう可能性があります。
ここではその障害によって起こりうることについて学びます。

そして4つ目は「関連法令」についてです。
これについては根拠法である労働安全衛生法についての知識を学びます。
実技はこれらを踏まえての実際の送気調整についての内容となります。

潜水作業員に対する送気の場合は、講習の内容が変わりますが、学科の数が4つ、実技の数が1つであることは変わりません。
学科の内容の3つ目が高気圧障害の知識に関することであることと、4つ目が関連法令であることも同様です。

学科の1つ目は「潜水業務に関する知識」についてです。
水中での作業はそれだけで危険が伴うものであるため、送気を行うに当たって注意すべき点を学びます。

2つ目は「送気に関すること」です。
作業室の場合にはあった排気に関することがないのは、排気については呼吸で行われるためです。

実技講習では送気調節を実地で学びます。