ファンフィルターユニットとは
ファンフィルターユニットとはフィルタユニットにファンが付いているもののことです。
クリーンルームやクリーンブースの天井に取り付けることによって、清浄な空気を常に出してくれます。
キレイな風を室内に送り込むことによって、クリーンな環境を維持できるため、とても重要な装置です。
ファンフィルターユニットの設置位置を変更したり、数を増やすことによって、さまざまな空間で使うことが可能です。
薄型のものがあるため、設置スペースが狭かったとしても問題なく使えます。
省エネ設計されたものであれば、ずっと動作し続けていたとしても消費電力を削減することができます。
色々なサイズのものが出ているため、狭い室内からとても広い空間にまで使うことが可能です。
風量を調節したり、故障した時にそれを知らせてくれる機能などがあります。
ファンフィルターユニットの特徴
この製品は、空気中のゴミやホコリを捕集するために役立ちます。
しかし、風が通りにくくなっているため、フィルターユニットのみを設置したとしても、あまり効果がありません。
そこで、ファンが一体となっているものを使うことによって、風が通るようになり、フィルターに異物を集めることができるようになります。
ファンフィルターユニットは外部から空気を吸い込んで、それを室内にフィルターを通して吐き出します。
これによって、室内の気圧が上昇するため、室内から室外へとゴミが押し出されるようになります。
この働きによって、室内をクリーン化することができるのです。
色々なメーカーからたくさんのシリーズが登場しており、オーバースペックにならず、軽くて使いやすく、低価格の製品が多数揃っています。
フリー電源を採用しているものもあり、設置するための電源確保に困らないものがあります。
低騒音化を実現している製品もあるため、安心して快適に使うことができます。
それぞれの製品ごとに仕様が異なっているため、ちゃんと確認をして、用途に合ったものを選びましょう。
清浄空間を維持するためにはずっとファンフィルターユニットを動かし続ける必要があります。
したがって、できるだけ品質の高いものを使用して、すぐに壊れないものを選びましょう。
ファンフィルターユニットが正常に動作しなくなれば、その時点でクリーンルームは使い物にならなくなります。
定期的にメンテナンスをして、少しでも故障が見つかったのであれば、新しいものに取り替える必要があります。
ただし、品質はかなり向上しているため、一度設置すれば、ほとんど故障することなく働いてくれるでしょう。