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クリーンルームライト

クリーンルームライトについて

クリーンルームライトは、クリーンルーム内のゴミを見えるようにするために必要不可欠なツールです。
異物による不良を減らしたい場合、クリーンルームをパーティクルカウンターだけで管理すると、痛い目に遭うことがあります。
そこで手助けをするのがクリーンルームライト、というわけです。

クリーンルームライトというのは、目で見える限界を遥かに超えている微小な異物も可視化できる強力なライトなのです。
クリーンルーム内に浮遊しているダスト、堆積しているダストを見えるようにするのはもちろんとして、金型を磨く、ガラスやフィルムの欠陥など、これまでであれば職人技とも言えるような、熟練したスキルを持った検査員以外では判別できなかったような検査工程でも活用できます。

クリーンルームライトは、微小なダストを見えるようにするという役割のため、ただ明るいだけでは不充分です。
クリーンルームの状況、用途、そして製品の特徴ごとに適した提案が必要と言えます。
なおクリーンルームライトは、表面の形状が鏡面に近い、すなわち表面の粗さが小さく、凹凸がなく、反射率が低くなるほど効果が高くなります。
ゴミによる不良をほんの少しでも減らしたい、品質を少しでも上げたい、という時に活躍してくれるでしょう。

クリーンルームライトの種類や特徴

クリーンルームライトには色々な種類があります。
それぞれに違った特徴を持っており、その特徴に合わせた使い方をする、使い方に合わせて種類を選ぶ、などの工夫が必要です。

たとえば、シーズシーのポラリオンライトはハンディサイズなので持ち運びに便利ですし、強力なライトなので微小なゴミも見逃しにくくなります。
AC電源による駆動、バッテリーによる駆動の両方に対応しています。
しかし、光の強度は調整できないといった弱点も持っていますので、そういった弱点を理解して適切な使い方をしなければなりません。

このため、ポラリオンライトの用途として向いているのは、クリーンルームの全体が対象になるような広い空間に浮遊している塵、堆積している塵の確認となります。
この他、フィルムやガラスなどの不良や傷の確認、金型を磨いた状態の確認、自動車塗装などでの検査など、品質の向上を目的として様々な使い方も可能です。

シーズシーのクリーンルームライトで見るのであれば、ポラリオンライトにはない連続点灯コネクターが標準装備されていたり、リフレクターの位置調整が可能であったりなどするHIDライトは広域でのホコリ探査などに向いています。
また、手元の照明専用として作られたLEDバーライトタイプもあり、こちらを使えば平面に付着している異物が非常に確認しやすくなりますが、遠くへは光が届かないという弱点も持っています。