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特定高圧ガス取扱主任者

特定高圧ガス取扱主任者とは

クリーンルームの中では高圧ガスを利用することがあるのですが、扱いには注意しなければいけません。
一歩間違えれば大きな被害を引き起こしてしまう可能性があるからです。
特定高圧ガスの業務を管理することができる者として特定高圧ガス取扱主任者がいます。

高圧ガス保安法令により、特定の高圧ガスを一定量以上消費する物を特定高圧ガス消費者と呼びます。
そして、特定高圧ガス消費者は高圧ガスを管理するために特定高圧ガス取扱主任者を専任する義務があります。

特定高圧ガスとは圧縮水素や圧縮天然ガス、液化酸素、液化アンモニアといったものです。
これらは危険性の高い物質であり、取扱には十分に気をつけなければいけません。
特定高圧ガスに関する知識を持っている人が安全管理や維持を行うことによって、安全にガスを扱うことができるでしょう。

特定高圧ガス取扱主任者は専任することが義務付けられている資格であるため、とても需要のある資格です。
さまざまな業務に責任を持って取り組むこととなります。

仕事内容としては安全に高圧ガスを扱うための指導を行います。
責任を持って作業者に対して指導をしたり、指示を出すことが可能です。
そのため、特定高圧ガス取扱主任者となった者は好待遇で扱われることになります。

給与やボーナスなどで優遇されるだけではなく、特別手当をもらえるケースもあります。
それだけ重要な仕事であり、クリーンルーム内での作業にも関わります。

特定高圧ガス取扱主任者を取得するには

特定高圧ガス取扱主任者になるためには講習を受講する必要があります。
講習は7つの区分に分けられていて、それぞれ必要なものを受講しましょう。
講習会は毎年3回実施されており、全国で10ヶ所程度の場所で行われています。

北海道や宮城県、東京都、広島県、福岡県など幅広い地域で行われているため、気軽に参加することができるでしょう。
ただし、どの区分の講習会が開催されるのかはそれぞれの箇所で異なっている点は気をつけましょう。
自分が受講したいと思っていた区分が最寄りの会場では行われていないケースもあります。

区分としては、圧縮水や圧縮天然ガス、液化アンモニア、液化石油ガスなどです。
受講資格には特に制限はありません。
特定高圧ガスの消費や保安管理についての知識や、高圧ガス一般に関する知識、保安法令などを学びます。

受講料は約1万円であり、細かい点に関しては実施先に問い合わせをしましょう。
二日間に渡って講習が行われます。
最後に修了考査が行われるのですが、きちんと受講して内容を把握しているのであれば、余程のことがない限りは合格することができるでしょう。

さまざまな事業所において、特定高圧ガスが扱われる機会は多いです。
特定高圧ガスを扱いたい事業者は特定高圧ガス取扱主任者についてよく調べておきましょう。